リビング風景

 


我が家のリビング風景です。
心落ち着く、わたしの和みの空間。

もう覚えてないくらいずいぶん前、娘や友人と訪ねたヘルシンキの骨董店で購入したArabiaの花瓶に、青猫書房の庭に咲いていたクリスマスローズを店主からいただいたので活けてみました。
久しぶりに使ったこの花瓶。やっぱり色や柄がわたし好みでうっとりしてしまいます。

左横には、ブルキナファソのワガドゥグでどうしても欲しくて買った太っちょマダムの鉄製の置き物(土偶風!)と、その間にはマリからの木製スプーンを置いています。


アフリカからの置き物たちの左には、娘の友人でフランスのシャンベリー在住の画家の絵を置いています。わたしは勝手にアフリカのサバンナに沈む夕日の風景画だと思っていて、やっぱり私の傍に置いておきたい絵です。
ちょこっとだけ見えてるけど、その下には、フランスのアンティーブ市役所前の小さな画廊で見つけた、アンティーブ市街地の小さな風景画も大切な思い出の絵なのです。
娘たちは結婚当初はここで暮らし、アンティーブ市役所で結婚式を挙げました。

その上の壁には、(以前にも紹介しましたが)ペイネの絵。ペイネはアンティーブで生涯を過ごし、地中海沿岸のこの街にはペイネ美術館があります。
この絵を飾っていると、ぴゅーん!と絵の中に入り込んでいって娘のいるアンティーブの街に飛んでいける気がして、良くうっとり眺めたものです。あれからもう12年以上が経ちます。

上の写真の右端に一部分だけが見えている額入りのものは、フランスのシャンベリー市役所前に立ったがらくた朝市の中で目に入った、昔のサヴォワ王国の古い地図を額装したものです。
アルプス地方一帯を支配していた王国の勢力範囲は、地中海のニースにまで及んでいたことが分かって興味をそそります。この古地図の周りには当時の庶民の暮らしを描いた絵が描きこまれて美しくてひとめぼれして骨董市で買ってしまいました。この絵を見ていると、あの時の散歩風景がよみがえってきます。

滞在先や旅行先から我が家に連れて帰って、それらを思いのままに飾って、ふっとしたときにながめる幸せ。いろんなことが思い出されて、わたしはこれまでなんと幸せな人生を歩いてきたんだろうと感謝するのでした。

わたし(夫も、かな)の大切な空間です。


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