前回、書いた謎の植物(上の写真)のことですが。
なんと笑い話のような、不思議話というオチになりました。
今年の初夏に、アンコールワットの町、シェムリアップに生きる菩提樹の大木の下に落ちていた鞘入りの種を我が家のベランダの植木鉢に確かに(!)植えた。
他に、キンシャサから持ち帰ったウェンゲと火焔樹の種も確かに(!)植えた。でも、葉っぱの形状から見てマメ科の植物ではないから、この植物は菩提樹だと心ひそかに確信していた!
この前、アンコールワットを共に旅したお寺の住職さんに、早朝座禅会の時に「我が家に芽吹いた謎の植物」の写真を観てもらった。かれの仲間がやはりアンコールワット近くの菩提樹の街路樹の下に落ちていた鞘入りの種を持ち帰っていたから、もしやお仲間も種を植えて芽吹いたかもしれないと思ったのだった。
もし、そのお仲間のところでも芽吹いていたら、我が家の謎の植物の得体が解明できるかもしれない!
住職さんは彼の携帯を取り出して、花の名前を教えてくれるアプリでわたしの植物の写真に合わせてカシャっとボタンを押した・・・ら、”トウガラシ”、という回答。
へ???トウガラシ・・・???
や、とうがらしの種なんて持ってないし、蒔いていませんよ。
・・・ですよねえ・・・はて?
はて???
仲間に訊いてみますよ。
住職さんは言われた。(でも返信はない。)
そうこうしていたら、白い花は枯れ、花弁は落ち・・・。
しばらくして、ふっと見たら、残った花弁跡に、なんか尖がった緑色のものが出てきているぞ。ん???
あきらかに、どう見てもそれはトウガラシだ。
なんとがっかり。
あれだけ、菩提樹が芽吹いた。菩提樹だー!わーい!!!、と喜びまわっていたのに。
なーんだぁ。
ホントにがっかり、しょんぼり。
8月26日に101歳で亡くなった私の父は、定年退職後に毎朝、墨を磨って写経を続けていた。多分、施設に入る3年前まで毎朝書いていたから、父の命と入れ替わるように菩提樹が我が家のベランダで芽吹いたのかもしれない、とか考えたりもした。ありがたや~、とか感謝もした。
しかし、なーんでまた、トウガラシ?????
とうがらしの種なんぞ断じて持ってないし、蒔いていませんよ、わたし!
植木鉢の土が減ってきていたら、もしかしたら夫が借りているシェア畑の土を上に入れたのかなあ・・・で、その土の中にトウガラシの種が混入していたのかなあ。
色々。可能性を探ってみる。
夫は、まだトウガラシだと確定したわけではない。
確定するのは、もう少し待て!、と言う。
ふむ。
更け行く秋に深まる我が家のミステリー・・・。
再度、別の角度からの写真をどうぞ。
コメント
コメントを投稿